2007-01-01から1年間の記事一覧

「人格心理学」の授業の中で紹介され、購入した書籍

大学院の授業の中でいろんな本が参考書籍として紹介されるが、2学期の授業でいわゆる関連書籍以外の本も一番多く紹介されていたのが「人格心理学」だった。もちろん授業内容の流れからの話ではあるが、研究として密接に関わるというよりは、心理学を学ぶもの…

「JILPT(労働政策研究・研修機構)廃止反対要望書」その後について

発起人の玄田先生からご報告があった。JILPTについてご報告です。(玄田ラヂオ:2007/11/14) 12月24日午前に行われた閣議において、 独立行政法人の見直しのなか、 労働政策研究・研修機構(JILPT)については 廃止および統合をいずれも行わず、 存続が決定…

ロテ職人さんにリンクしていただいた

ありがとうございます。ブログリンク1件追加(ロテ職人の臨床心理学的Blog:2007/12/19)いつも愛読し、心理の世界の先輩として(勝手に)いろいろと勉強させていただいているロテ職人さんからリンクいただくなんて、驚いたのなんのって。至極恐縮。

「質問紙調査の手順」が届いた

3学期の授業「データ解析法」でY川先生がお薦めしていた小塩先生の「質問紙調査の手順 (心理学基礎演習)」がAmazonから届いた。一時期在庫切れになっていたので、再入荷したらしい。 奥付を見ると、「2007年11月20日初版第一刷発行」とある。おお、できたて…

「キャリアカウンセラー国家資格化」報道のその後

朝日新聞での報道後しばらく経過してから、厚労省の該当すると思われる報告書が公開された。「キャリア・コンサルタント制度のあり方に関する検討会」報告書〜統一的なキャリア・コンサルタント制度の構築と更なる専門性向上に向けて〜(厚生労働省:2007/11…

滋賀医科大が臨床心理士育成支援プログラム

Yahooニュース経由京都新聞。 どちらもすぐに記事が消えるので、とりあえず全文メモ。臨床心理士へ「支援講座」 滋賀医大、来年以降枠拡大へ(京都新聞:2007/12/16) 滋賀医科大(大津市)は本年度から、大学で心理学を学んだにもかかわらず、他の業種に就…

JILPT(労働政策研究・研修機構)廃止反対要望書

玄田有史先生のブログで、「JILPT廃止反対要望書への賛同署名及び転送のお願い」というエントリがアップされています。 JILPTさんには「労働情報メールマガジン」をはじめとして、とにかくお世話になっていて、ここを廃止して一体どうやって労働についてこれ…

社会調査法、佳境

社会調査法の課題で、t検定、分散分析、重回帰分析に数量化3類と統計統計な日々。昨日の授業では「数量化3類」のやり方を教わった。 私達がやっている調査「社会人大学院生の意識」の中の「入学動機」が群に分けて見えてきて、これを使って充実度との重回帰…

キャリア・コンサルタントが国家資格化されるらしい

キャリア・コンサルの国家資格創設へ 能力向上めざす(asahi.com:2007/10/26) 厚生労働省は25日、職業選択や能力開発に関する相談に応じるキャリア・コンサルタントの国家資格を創設する方針を固めた。同様な民間資格が乱立し、資格取得者の能力格差が問題…

一学期・二学期の履修授業

大学院について書こう書こうとしているが、どうにも筆が進まない。しかしせめて記録的なものだけでも入れておかないともったいないと思い、まずは履修している授業についての記録を。 リンク先を見れば先生のフルネームがわかるので伏せ字にする意味がないか…

「下流社会」の次は「ジェネレーションZ」?三たび三浦展

私は特に三浦展ウォッチャーというわけでも何でもないのだが、たまたま私が講読しているPRESIDENTという雑誌がよほど彼の言説を貴重なものとして扱っているのだろう、最新の2007年11.12号にまたも出てきてしまった。 題名は「緊急報告「ジェネレーションZ」…

格差拡大トレンドを議論するなら、まずはデータを正しく理解しよう

8月に厚労省が発表した「平成17年 所得再分配調査報告書」についての報道記事はこんな論調のものが多かった。(古い記事のため見出しのみしか残っていないが、ブックマークにクリップしておいた一部記事を引用として書いておく)■世帯の所得格差、過去最大に…

漏洩理由はどっち?「誤解を解きたい」vs「研究成果を知ってほしい」

どっちにしても結果はアウトなのだが、精神鑑定医の調書漏洩の件、新聞報道が割れている。 「長男は殺人者」の誤解解きたかった 鑑定医が動機(asahi.com:2007/10/18) 動機について「長男が殺人者という世間の誤解を解きたかった。長男のためにやった」と話…

ネタほしさがための「報道の自由」?

労務屋さんの「安心して機密漏洩できますね」にまったく同感。 逃げたりする心配がないのに逮捕したのがけしからんというのではなく、メディアに機密漏洩しても逮捕まではされないよ、ということにしてくれないと安心して機密漏洩してもらえなくなっちゃうか…

職業相談におけるカウンセリング技法

ハローワークの職業相談をカウンセリング技法の視点から分析する、という何だか興味深いレポート。労働政策研究報告書 No.91 職業相談におけるカウンセリング技法の研究職業相談のタイプを「紹介型」「傾聴型」「触媒型」と分類し、主として触媒型の職業相談…

「仕事」と「育児」が二律背反のこの社会

その世界では有名な労務屋さんが「女性の育休取得率、8割を突破」というエントリで 大企業の女性が軒並み「キャリアは適当でいいから育休をしっかりとろう」という発想になってしまっているとしたら、若干さびしいものも感じます。 と書かれているのだが、…

一学期の授業を簡単に振り返る(1)〜火曜日「カウンセリング心理学」

本当は学期中に授業メモを上げたかったのだが、とてもそんな余裕はなかった。 でも記録を残さないのはもったいない気がしているので、感想程度ではあるが振り返りメモを。まずは火曜日7/8限(18:20〜21:00)の「カウンセリング心理学」。担当はT上先生。 カウ…

二学期はハード

そんなわけでこちらは既に9月1日から二学期突入。一番きついと噂の「社会調査法」はやっぱりきつかった。でも本当にきついのは来週かららしく、一体どうなることやら。グループワークで課題をやるというのが難しさのひとつの要因なのが、そのあとの時限の「…

今年は今日が合格発表日だったようだ

そう言えば去年は今頃だったなあと大学院のサイトを見たら、うちのコースの来年度の合格者発表が出ていた(掲示は9月18日迄)。合格者のみなさまおめでとうございます。おそらく一両日中に速達で正式な通知が届くはず。 去年は緊張しながらPDFを開いたことを、…

就職内定と親

今も昔も変わらぬ光景とは言え、親の反対で内定を辞退するのもいかがなものかと。売り手市場…決心つかない「内定ブルー」(YOMIURI ON-LINE:2007/08/30) 親の反対で内定先への思いが揺らぐこともある。 私立大4年の和田恵子さん(仮名)(21)は今春、…

厚労省2008年度予算概算要求

もうそんな季節。平成20年度 厚生労働省予算概算要求の主要事項 主要事項として9項目を挙げている。 第1 健康な生活と安心で質の高い医療の確保等のための施策の推進 第2 成長力の底上げに向けた雇用対策・職業能力開発等の推進 第3 仕事と生活の調和(…

世帯所得格差は妻が無職かどうかよりも正社員かどうかで決まるらしい

引き続き労働政策研究・研修機構のコラムより。 世帯所得の格差に対する妻の所得格差の影響 夫の所得が上昇すると妻の就業率が低下する関係があるというダグラス・有沢の法則がだんだん薄れてきているという。 夫の労働所得が高いと妻の労働所得が低いという…

勤労者についての調査結果

続いて勤労者の実態についての調査レポート。経営環境の変化の下での人事戦略と勤労者生活に関する実態調査(労働政策研究・研修機構:2007/07/31) この調査は、全国の企業 10,000 社とそこで働く正規従業員 100,000 人を対象とする大規模なものです。企業…

ワーク・ライフ・バランス関連調査報告書が続々

「ダイバーシティ」とともにまさに旬のキーワード。仕事と家庭の両立支援にかかわる調査(労働政策研究・研修機構:2007/08/03) 2006年6月に実施された調査の報告書。 本報告書ではこれらのアンケート結果をまとめるとともに、両立支援制度の効果などを明ら…

内科医は軽症うつ病にこう対応しているという記事

具体的な診療や投薬内容が書いてあって、軽症や仮面うつ病の診断がどんな風に進められているのか非常に参考になるので、メモ。【臨床講座】うつ病―内科医の私の経験(日経メディカル)※要無料会員登録 私の失敗!教訓は「深入りは禁物」(7/30) 問診で性格に…

私が(MBAではないけれど)社会人大学院に通うことにした10の理由

ayustetyさんの「MBA取得に10個も理由は無いけれど……」経由で知った中島聡さんのエントリ「私がMBAを取得することにした10の理由」に感化されて、私も改めて考えてみた。 心理学修士(うちのコースは厳密には「カウンセリング修士」だが)を持たずにカウンセ…

論理情動行動療法(REBT)のアルバート・エリス博士死去

The New York Times記事で第一報を知った。 Albert Ellis, Who Streamlined Freud, Dies at 93(The New York Times:2007/07/24) Dr. Ellis (he had a doctorate but not a medical degree) called his approach rational emotive behavior therapy, or R.…

協調の原則をはずれた会話と「言外の意味」

会話の裏に潜むあれこれ(認知科学者の視点:2007/01/15) 言語哲学者のポール・グライスは、会話が協調の原則というものに則って行われているとして、4つのルールを示している。 ● 量のルール:必要とされていることを語れ ● 質のルール:真実を語れ ● 関連…

河合隼雄さん逝去

脳梗塞で倒れられたのが昨年の8月17日。手術後入院され続けていましたが、とうとうお亡くなりに。もちろん直接お会いしたことはありませんが、なんだか心にぽっかり穴があいたような寂しさでいっぱいです。 心よりご冥福をお祈りいたします。元文化庁長官の…

「思い切り聴いてもらう」って今の世の中では贅沢なことかもしれない

なんとことを改めて思ったのが、読売新聞の下記記事。「聴かれリッチ」な世の中に(YOMIURI ONLINE:2007/06/28) 他人を傷付ける世の中の悲しい事件の多くは、自分の話が「聴かれていない寂しさ」が原因なのではないかと考えました。 と言ってるのは、【「…