book

「駆け出しマネジャーの成長論〜7つの挑戦課題を「科学」する」中原淳 著

5月9日に発売された東京大学・中原淳先生の「駆け出しマネジャーの成長論」、発売前にご恵投いただいてようやく読了できた。発売日前にお届けいただいておきながら記事を書くのが非常に遅くなったことに大変恐縮しつつ、書評と言うのはあまりにおこがましす…

「研修開発入門」中原淳 著

3月に発売された東京大学・中原淳先生の「研修開発入門」、連休前にようやく読了できた。かなり時間が経ってしまったが、覚え書きを兼ねた読書メモを。本書は2006年出版の「企業内人材育成入門」の実践編として、これから初めて研修開発をする人をメインター…

「プレイフル・ラーニング」 上田信行・中原淳 編著 三省堂

昨年12月に刊行されたこの本は、一言で言うと、「学びのデザイン研究」の歴史と現在、そして未来を、上田信行先生という超アーリーアダプターである人物を主人公として、中原淳先生が描いたもの。上田先生の存在なくしてこの書籍は存在し得ないし、同様に中…

「経営学習論」中原淳 著

東京大学・中原淳先生からご恵投いただいた最新著作「経営学習論」。発売日にお届けいただいておきながら記事を書くのが非常に遅くなったことに大変恐縮しつつ、書評と言うのはあまりにおこがましすぎるので、覚え書きを兼ねた読書メモを書かせていただく。 …

「プレイフル・シンキング〜仕事を楽しくする思考法」上田信行

教育工学の専門家で、学習環境デザインとメディア教育についての実践的研究を行っている上田信行先生の著書。「プレイフル」とは物事に対してワクワクドキドキする心の状態のことを言う。 そのプレイフルな状態を生み出すための思考法が「プレイフル・シンキ…

「職場学習論 仕事の学びを科学する」中原淳 著

Learning bar(組織学習・組織人材の最先端の話題をあつかう研究者と実務家のための研究会)などで、今教育学の分野で注目を集めている東京大学・中原淳先生の最新著書であり初の単著。実際にデータを分析し、その統計数値も紹介した上で「職場における学習」…

能楽と心理療法

実は私は昨年からお能を習っているのだが、以前「ワキから見る能世界 (生活人新書)」というワキ方の方が書いた本を読み、その中で「ワキはシテの話を引き出して聴く。その役割はある意味カウンセラー的である」ということが書いてあって「なるほど」と感心し…

「ジェンダー経済格差」川口章著

大竹先生の記事「ジェンダー経済格差」で知った出版予定の本。 かなりキャッチーなタイトルはもちろん、目次を見てもとても面白そう。 序 章 ジェンダー経済格差とは何か:課題と分析方法第1章 ジェンダー経済格差は男女の適性の違いから生じるのか第2章 …

「怒りの心理学」読んだ

以前ご紹介した、私の指導教官の編著書「怒りの心理学」。ようやく著者割引で届いたので、読むことができた。 とりあえず前半部分から少々抜き書き。■怒りの認知にはパラノイド認知(他社の言動の背後に自分に対する悪意や敵意を推測しやすい傾向)と自己愛傾…

授業で紹介された本「アイドルのウエストはなぜ58センチなのか」

心理療法の授業を担当しているK井先生は雑学王でもあり、授業中に本筋とははずれた本の紹介などもしてくれる。これはその一冊。アイドルのウエストはなぜ58センチなのか―数のサブリミナル効果作者: 飯田朝子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/02メディア…

深い心の支えにしたい二冊「「こころ」はどこで壊れるか」「「こころ」はだれが壊すのか」

かなり以前に購入していたがなかなか読めなかった二冊。 これは強力におすすめ。特に援助専門職の方々は一度は読んでほしいと思う本。前者は佐賀バスジャック事件や宮崎勤事件、本当に犯罪は「若年化」しているのか、そして学校に増える「発達障害」への対応…

怒りにふりまわされないために〜メカニズムからコントロール方法までわかる「怒りの心理学」

指導教官であるY川先生編著でいつのまにか新刊が出版されていた。題名は「怒りの心理学―怒りとうまくつきあうための理論と方法」。 有斐閣さんのブログ「有斐閣書籍編集第2部」にある紹介文によると、こんな内容らしい。 怒り感情をそのメカニズムから解説…

ようやく指導教員決定&絶版はつらいよ

うちのコースは入学時にゼミ決め打ちで入るわけではなく、ほぼ1年かけてじっくり先生を選ぶ仕組みになっている。そのため、ゼミが決まるのは実質2年生が修論を提出してから。 11月末から研究室訪問が始まり、12月末に希望調査票を提出してから指導教員決定通…

金子書房「職場のメンタルヘルス 100のレシピ」

先日Japan-APT主催の特別講演会「チームビルディングに役立つMBTI」に参加した際に購入してきたもの。 帯の「本書の特徴」にはこのようにある。 職場で「できること」「できないこと」が明確になり、日常業務のポイントの理解に役立つ。 見ひらき2ページ1項…

「人格心理学」の授業の中で紹介され、購入した書籍

大学院の授業の中でいろんな本が参考書籍として紹介されるが、2学期の授業でいわゆる関連書籍以外の本も一番多く紹介されていたのが「人格心理学」だった。もちろん授業内容の流れからの話ではあるが、研究として密接に関わるというよりは、心理学を学ぶもの…

「質問紙調査の手順」が届いた

3学期の授業「データ解析法」でY川先生がお薦めしていた小塩先生の「質問紙調査の手順 (心理学基礎演習)」がAmazonから届いた。一時期在庫切れになっていたので、再入荷したらしい。 奥付を見ると、「2007年11月20日初版第一刷発行」とある。おお、できたて…

AERAムック「職場のうつ」

職場のうつ―復職のための実践ガイド 本人・家族・会社の成功体験 (AERA Mook AERA LIFE)出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2007/05/29メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 33回この商品を含むブログ (10件) を見る目次はこちらからご覧いただける。5年…

また出たか三浦展「格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~」

橋本大也さんのPassion for the Futureで出ていた書評の題名でついうっかりクリックしてしまったら、それは三浦展氏の新作だった。(下記画像はアフェリエイトはしていないのでご安心を)格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~ (宝島社新書)作者: 三浦…

読もうかな候補:「論争 格差社会」(文春新書)

大竹先生のブログエントリ「論争 格差社会」で紹介されていた一冊。 私が「論座」に書いた格差社会に関する論説も掲載されています。格差社会に関する最近の様々な論説が、集められているので、議論を整理するのに便利ではないでしょうか。 まずは本屋さんで…

認知行動療法の参考書メモ

「認知療法実践ガイド基礎から応用まで―ジュディス・ベックの認知療法テキスト」認知療法の開発者であるA.T.Beckの娘Judith Beckの著書。認知療法実践ガイド基礎から応用まで―ジュディス・ベックの認知療法テキスト作者: ジュディス・S.ベック,Judith S. Bec…

ヒルガード、買ったはいいが

でかい、硬い、重い! 「Lecture Outline for Note Taking for Atkinson and Hilgard's Introduction to Psychology」という別冊ノートつき。主要な単語はこっちをみるとわかりやすいのかしら。Atkinson and Hilgard's Introduction to Psychology With Info…

「脱ニート、ブログ一役」の山形大助教授の本

昨年10月30日に朝日新聞に掲載された掲記タイトルの記事で登場している山形大加納助教授が、同じテーマで本を執筆されていた(記事はasahi.comでは既にリンク切れ。こちらのブログ記事に引用あり)。 忘れないようにメモ。題名は「サイレント・レボリューシ…

心理学関係購入書籍リスト

記録として。順不同。 心理学事典(中島 義明編著) 心の臨床家のための精神医学ハンドブック(小此木 啓吾編著) 臨床心理学キーワード(坂野 雄二編著) 臨床心理学(坂野 雄二編著) イラストレート心理学入門(斉藤 勇著) 心理学(鹿取 広人編著) 今月…

エニアグラムってホルモンバランスで決まるものだったのか

勉強不足でまったく知らなかったのだが、「9タイプ・コーチング――部下は9つの人格に分けられる」(安村明史著)によるとそういうことらしい。しかもそれとコーチングを組み合わせたメソッドを示している。ホルモンとエニアグラムとコーチングという三者の組…

再雇用と若年層、二種類の参考図書メモ

「育て上げネット」の工藤理事長のブログ「K's Note〜ニートなひとびと〜」で紹介されていた本がどちらも面白そうだったので、メモ。 紹介されていたのは「もう一度働く!55歳からの就職読本」(小島貴子・東海左由留著)と「キャリア教育と就業支援〜フリー…

キャリア/カウンセリング関連書籍購入記録

買いました。読むのはこれから。●「キャリアデザイン入門〈1〉基礎力編」 「キャリアデザイン入門〈2〉専門力編」大久保幸夫著 先日のエントリ「[http://d.hatena.ne.jp/yyamaguchi/20060317/p2:title=[career]新卒社員はまず目の前の激流下りに専念し、基礎…

朝日新聞書評欄でまたも「若者本」ネタ

少々古い話で恐縮だが、3月19日の「ポケットから」というテーマ別に3冊紹介する欄で、「ニートって言うな!」を含む若者本が紹介されていた。何もかも若者たちが悪いのか 斉藤貴男さん 「国の恥ニートをなくす政策。それはズバリ、徴兵制や」と、著名な戦場…

3月12日朝日新聞読書欄で「異議あり 若者たたき」

※まずは備忘録として。asahi.comに掲載次第リンクを追記予定。「話題の本棚」欄のテーマが「異議あり 若者たたき」。記事中に紹介されたのは「「ニート」って言うな! (光文社新書)」(本田由紀ほか著)「検証・若者の変貌―失われた10年の後に」(浅野智彦著)「…

発達段階別心理的課題

「心理援助の専門職として働くために-臨床心理士・カウンセラー・PSWの実践テキスト (臨床心理学レクチャー)」より抜粋メモ。 - 発達段階の心理的課題(Erickson→Hamachek)発達段階 前者:達成した人 後者:そうでない人 ■乳児期(0歳) 信頼 対 不信 ■幼児期…

「心理援助の専門職として働くために-臨床心理士・カウンセラー・PSWの実践テキスト (臨床心理学レクチャー)」

米国大学院で臨床心理学のテキストに使われている本。姉妹編は「心理援助の専門職になるために-臨床心理士・カウンセラー・PSWを目指す人の基本テキスト (臨床心理学レクチャー)」。心理援助の専門職として働くために-臨床心理士・カウンセラー・PSWの実践テ…