東大MOOC「インタラクティブ・ティーチング」番外編:最終課題&修了証

MOOC講座の最後を飾る(?)最終課題についても、記録として書いておこうと思う。

最終課題は(1)自分のレポートの提出、(2)他の受講者(5名分)のレポートの採点、(3)自分のレポートの自己採点 というステップになっている。レポートにはルーブリック(評価基準)が最初から提示されていて、ルーブリックを参照しながら自分のレポートの執筆と他者の採点をやることになる。ルーブリックを使ったことのない私にとっては学んだことをすぐ試してみる機会になるというわけだ。

レポートの課題は以下のような内容。

【スキル・セッション】
印象に残ったセッションを1つ選択し、1)学習した内容を明示するとともに、2)その内容に関する自分の感想や意見を追加・補足してください(350〜450字の間におさめ、末尾に文字数を明記すること)。

【ストーリー・セッション】
印象に残ったセッションを1つ選択し、1)学習した内容を明示するとともに、2)その内容に関する自分の感想や意見を追加・補足してください(350〜450字の間におさめ、末尾に文字数を明記すること)。

【総合レポート】
これまで受けてきたあるいはご自身の行ってきた授業の問題点を明らかにし、それを解決する具体的な方法あるいは方針を、本講座で学んだことを用いて説明してください。 また、選んだ方法が問題解決に役立つと考える根拠をわかりやすく説明してください。さらに、本講座で学んだことをふまえ、これから行いたいと考える授業について述べて下さい(700〜900字の間におさめ、末尾に文字数を明記すること)。

課題に取り組む際には、作成の指針として上記のルーブリックをダウンロードし、参照しましょう。レポートの記入欄は一つしかありませんので、各課題がわかるように見出しを付けて下さい。スキル・セッション、ストーリー・セッションに関する課題は選択したセッションがわかるように冒頭に明示して下さい(ただし、見出しおよび選択セッションは字数に含みません)。

トータル8週間の講座だったので、初期に受講した内容はもう既に忘れてしまっており、自分で書いたこのブログをもう一度参照して内容を確認した。こんな形で役に立つとは、書き始めた時は予想もしていなかったが、記録はとっておくものだ。

このレポートをどうにか書き終え提出すると、PCの画面には次々と相互採点用の他の方のレポートと評価入力欄が表示されてくる。その採点をしながら、ふとあることに気がついて戦慄した。

ひとつめの課題って「スキル・セッション」についてだったけど、私もしかして「ナレッジ・セッション」について書いてなかったか?

自分の手元に控えておいたレポートを見たら、しっかり「ナレッジ・セッション」について書いていた。もう提出済、戻らない。あああ。うっかりにも程がある…。とは言え、私が採点しているレポートも二つが混在しているので、間違えたのが自分一人でなかったというのがせめてもの救い。このパートは0点でも仕方ないなあ、と腹を括った。(全体の中では7点分なのでそれほど大きな比率ではないのが救い)

がっくりしながら採点を終え、最後に自己採点。最初のパートをどうしようか迷ったが、混在していたことに途中で気がついて対象が違っていても関係なく採点したので、同じ基準でやろうと範囲違いによる減点はせず、コメント欄でその旨を注記した。いい年してうっかりミスにも程がある、と落胆。入試だったら無得点になるミス。

その後マイページを見たら、成績がついていた。

うっかりミスをした小テストの分が減点されているけど、最終レポートは満点をいただけた模様。追加でいただいたコメントも概ね好評でありがたい。(このあたりの詳細はgaccoのマイページから見ることができるようになっている。)

そして、こちらが2/13に発行された修了証。担当教員の署名入り。

ようやくこれで約3カ月間の苦闘(?)に一区切りついたことになる。実際最後まで受講してみて、MOOCによる学びの特徴や課題を自分なりに感じることができ、講義内容もさることながらそこが大きな収穫だったと思っている。

最後に、中原先生を始めとするスタッフの皆様、とても濃密な講座を提供いただき、本当にありがとうございました。

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