communication

協調の原則をはずれた会話と「言外の意味」

会話の裏に潜むあれこれ(認知科学者の視点:2007/01/15) 言語哲学者のポール・グライスは、会話が協調の原則というものに則って行われているとして、4つのルールを示している。 ● 量のルール:必要とされていることを語れ ● 質のルール:真実を語れ ● 関連…

「思い切り聴いてもらう」って今の世の中では贅沢なことかもしれない

なんとことを改めて思ったのが、読売新聞の下記記事。「聴かれリッチ」な世の中に(YOMIURI ONLINE:2007/06/28) 他人を傷付ける世の中の悲しい事件の多くは、自分の話が「聴かれていない寂しさ」が原因なのではないかと考えました。 と言ってるのは、【「…

日経ビジネスアソシエ「話しあえる人間関係を作るアサーティブ・トレーニング」特集まとめ

これまでの記事でも取り上げてきたが、アソシエに連載されていたアサーティブ・トレーニング特集の掲載号と概要を、自分用の資料としてまとめたのでこちらにも載せておく。内容はそれぞれの号から抜粋したもの。 - ★第1回2006.07.04号「アサーティブネス」と…

ただ「つらいんだね」と言ってほしいだけ

自分の話で恐縮だが、私は毎年冬になるといつもエネルギーレベルがとことん落ちる。毎回のことなのでそういうものだと思っていたが、もしかしたら以前自分で書いた「冬季うつ病」に近いのかもしれない。とにかく気力がなくなり、ひたすら眠っていたくて、誰…

アサーティブネスを支えるのは自己信頼感

日経ビジネスアソシエ連載のアサーティブ・トレーニング。2006.12.19号が最終回となる。ここまでやってきたのは「率直に頼む」「『ノー』と言って断る」「批判に対処する」「相手に真っすぐ向き合う」の4つの状況におけるアサーティブなコミュニケーション方…

対決から解決へ〜相手に真っ直ぐ向き合う

日経ビジネスアソシエ連載のアサーティブ・トレーニング第11回(2006.12.05号掲載)「いざ対決、そして解決へ 予告と基本ステップの整理がカギ」より。前回は怒りの扱いについてボキャブラリーを増やして表現し、その奥にひそむ感情を整理する、というやり方…

正しく怒りを伝えるには「ムカツク」のひと言で済ませない

おなじみ日経ビジネスアソシエ連載のアサーティブ・トレーニング。2006.11.21号は「自分も相手も傷つけないで怒る方法〜語彙を増やし気持ちを言語化」として、怒りの感情の取り扱い方について書かれている。怒りの扱いは難しい。そんな「怒りを飲み込むので…

その批判は正当?不当?批判の種類を判断しよう

日経ビジネスアソシエ連載のアサーティブ・トレーニング。2006.10.17号の内容を飛ばしてしまっていたので順序が逆になってしまったがここで取り上げる。 連載はここからが「応用編」となって、より難しい状況に取り組む。それが「批判に対処する」だ。まず批…

批判されたら、息を吐いてオウム返し

引き続き日経ビジネスアソシエ連載のアサーティブ・トレーニングから。第8回は批判の対処方法。 批判を受けたら、その言葉が正当かどうかを判断し、正当なら受け入れ、不当なら否定する。たったこれだけのことがなかなかできず、人格否定など感情的なもつれ…

自分の気持ちを適切に伝えようとするときのボディーランゲージ

日経ビジネスアソシエ連載のアサーティブ・トレーニング。第7回はボディーランゲージについて。 言葉だけではうまく伝わらないことを伝え、言葉の伝達を阻害する要因をなくすためにもボディーランゲージは大切だ。 本誌掲載の記事から抜粋してみると。 姿勢…

人間関係を壊さずに断る・効果的「ノー」を言うために

日経ビジネスアソシエ連載の「アサーティブ・トレーニング」第六回。 今回のテーマは「人間関係を壊さずに断る方法 まず『ノー』を見極める」。 「ノーと言って断るための8つのポイント」として以下のことを挙げている。 体は答を知っている 何に対して「ノ…

職場で上手に「ノー」と言うために

日経ビジネスアソシエの特集「アサーティブ・トレーニング」。最新号(2006.09.05号)のテーマは「上手に断るために 人間関係を壊さない『ノー』」。職場で、プライベートで、なかなか「ノー」を言えなくてしんどい思いをしている人はけっこう多いと思う。だが…

アサーティブに伝える基本は「事実」「感情」「要求」「結果」の順で

日経ビジネスアソシエで始まった連載「話し合える人間関係を作るアサーティブトレーニング」第二回より。(2006.07.18号掲載) 「率直に頼む」というのは、言いたいことをそのまま相手にぶつけることではない。「自分の『気持ち』と『要求』を相手に伝わるよう…

読売得意の「若者コミュニケーション不全説」

読売新聞記事「「つながり」求める若者…本社調査から」より。 読売新聞社の「人間関係」に関する全国世論調査で、人付き合いの希薄感が強まり、20歳代の若者を中心に人とのつながりへの渇望感が広がっている傾向がうかがえた。ニートや引きこもりなど社会…

「質問するのがコーチングでしょ」の大間違い

とってもありがちなのでご紹介。 @IT自分戦略研究所の記事「SEのコミュニケーション力、アップ宣言!」より。 ここで、私の失敗談を紹介しましょう。私はコミュニケーションのコツを、いまはやりのコーチングに求めました。 コーチングを学ぶと、最初にでて…