「人格心理学」の授業の中で紹介され、購入した書籍

大学院の授業の中でいろんな本が参考書籍として紹介されるが、2学期の授業でいわゆる関連書籍以外の本も一番多く紹介されていたのが「人格心理学」だった。もちろん授業内容の流れからの話ではあるが、研究として密接に関わるというよりは、心理学を学ぶものの教養として読んでおくといいのではないかというK井先生の半ば趣味で紹介されたので、かえって興味をひかれ、何冊か購入した。以下それを書いてみようと思う。

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)

パーソナリティ理論の話の時、必ず「科学としての是非」の話になった。いわゆる「似非科学」の話が出た時、メディアによるバイアスについて話され、その際紹介された一冊。正直私は「化学性食品添加物=悪」という刷り込みの元に成長した人間なので、にわかに信じがたい話もあるが、少なくとも食品の安全性検査というのはどういう考え方と手法の元に行われているのかということがよくわかった一冊。

臨床心理学における科学と疑似科学

臨床心理学における科学と疑似科学

同様に「似非科学」の話の際に、最近出た本として紹介された。まだ全部は目を通していないが、こういった批判があるということを知っているといないとでは違うような気がする。

「こころ」はだれが壊すのか (新書y)

「こころ」はだれが壊すのか (新書y)

この2冊は届いてはいるがまだ読めていない。
Amazonにある

一般人の不安をなだめるための、この「正常‐異常」の線引きは、あまりにも安易と言っていい。こうした風潮に対し、木村敏中井久夫の道統を継ぐ練達の臨床精神科医が、「こころ」とはなにかから時代の病態まで、精神鑑定から「脳」と犯罪の問題まで、さらには昨今の青少年の社会的引きこもりから拒食症・過食症家庭内暴力まで、きわめて今日的な問題に果敢に発言する刺激的インタビュー集。

この内容紹介を見ると非常に興味深く、早く読みたいと思っているのだが。