2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

企業に評価してほしい「勉強した私」って?

噂の朝日新聞7月29日付け「私の視点」への東北学院大4年・八木宏樹さんの投書「企業は学業も評価して」。 あまりにつっこみどころ満載なので、野暮とは思いつつコメントを入れさせていただきたい。 本格的な夏が近づいてきた。いまだ内定を獲得していない大…

境界性パーソナリティ障害への治療法として注目される「弁証法的行動療法」

アメリカ心理学会「境界性パーソナリティ障害治療のためのガイドライン」により「BPDに対する治療法として最も有効な効果的な精神療法」として推奨されている「弁証法的行動療法」(Dialectical Behavior Therapy:DBT)。 これまで名前は知っていたが、詳し…

カルトについてまとめておこう

久しぶりに見た韓国系カルト集団についての報道。韓国カルト、日本で2千人 若者勧誘、教祖が性的暴行(asahi.com:2006/07/28) 首都圏や関西で、大学生ら20代の若者が、韓国人男性=海外逃亡中=の教祖に絶対服従を誓う新興宗教集団(カルト)に引き込ま…

新人としてどう「振るまう」か

忙しそうな先輩たちを尻目に早く帰るのは気が引ける。でも会社はダラダラ残るなと言う。自分は一体どうしたら?という新人さんの質問への、おなじみ小島貴子さんの回答。 新人社員のふるまい方は(asahi.com 【キャリアスタートQ&A】:2006/07/26) (1)…

「下流社会」の家族論 その後

ベストセラー『下流社会』著者、三浦 展氏に聞く(後編)(nikkeibp.jp:2006/07/21)結局お金と受験の話しか出てこない対談。つっこむ気力もなし。 所沢で育って、息子も東所沢に住んで孫もいますっていうのを緩やかな家族、世帯ととらえれば、標準世帯とい…

労働時間とセックスの回数についてのエトセトラ

残業大国ニッポンを憂う(宋文洲の傍目八目:2006/07/27) 僕は残業問題が経営問題をはるかに超えた社会問題だと思います。オーストラリアの会社が実施した「the global sex survey 2005」によれば、日本の年間セックス回数は平均45回で、調査対象国の中でも…

本当の格差は「消費の格差」〜大竹先生の「経済財政白書」へのコメント

経済財政白書へのコメント(大竹文雄のブログ:2006/07/21) 最新の分析手法とデータを用いて多方面から日本経済の現状が分析されている。白書を読めば、現在の日本経済の状況がよく理解できる。ただし、手法も含めて完全に理解できるのは、経済学の専門的訓…

「下流社会」の次は「下流家族」?

nikkeibp.jpの連載コラム「あいはらひろゆきの家族ブランディング」の最新記事があの三浦氏との対談だった。 もともとこのコラム自体、正直薄気味悪いと思いながら読んでいた。父親達が仕事の場から家族に自分の居場所を求めて、そして家族の「ブランド力」…

「言葉のサラダ」って一体

厳密には「psychiatry」(精神医学)の領域だが。 統合失調症関連で「思考障害」についてまとめた文章を読んでいたのだが、想像を絶するすごい状態なのだということが言葉から伝わってくる。 思考障害は、思考形式の障害と、思考内容の障害に区分される。思考…

キャリパーが分析する「女性リーダーの共通特性」

NB Online記事。 成功する女性リーダーの条件(前編) 成功する女性リーダーの条件(後編) 前編はキャリパーの会社紹介と調査の概要。結果は後編に載っている。キャリパープロファイルは、一言で言うとその人をつき動かす「内的動機」が何かを調べるもの。 …

成果主義/裁量労働制は、時間管理に対する"たが"を緩ませている?

リクルートワークス研究所の「ワーキングパーソン調査」分析より。長時間労働編 看過できない若手・中堅への負担偏重実感値にかなり近い結果。 長時間労働である人を、今回は「週60時間以上働いている人」と置くことにした。60時間は週 5日間働くとして、1日…

欧米人セレブ200人に聞きました「結婚相手はノンスモーカーのキャリア女性を希望。専業主婦はいりません」

読売新聞記事より。キャリアに禁煙…女性諸氏へ、セレブ婚への早道です(YOMIURI ON-LINE:2006/07/07) 日本人女性と欧米人との出会い、結婚のマッチングサービスで知られる「デスティナ・ジャパン」(東京)が、平均年収2000万円の欧米人男性会員(いず…

認知心理学から見る「属性論で語る危険性」

今日放映していた放送大学「認知心理学概論」。テーマは「社会的認知」で、日本人論を題材に認知のひずみについて語られていた。 その詳細ははぶくが、要するに古くは「菊と刀」で語られた「日本人は集団主義」ということが事実で証明されたものではなく、日…

「仕事と家庭、子育ての両立が不安」という女子学生の方へのメッセージ

【キャリアスタートQ&A】結婚や子育てとの両立に不安(asahi.com:2006/07/05)小島貴子さんの回答を一部引用。 何らかの方法で仕事と家庭を線引きしないと自分が苦しくなると思い、家族でルールを二つ決めました。家庭内弱者(=子ども)を優先して生活…

お宅の熟年離婚危険度は?

nikkeibp.jp記事「“団塊・友達夫婦”の行方」で紹介されていたチェックリスト。熟年離婚・危険度チェック(シニアルネサンス財団)興味をお持ちの方はリンク先でお試しあれ。年代も入れて判定するようになっている模様。しかしこの男性編。(解答はYes No) 1…

第 44 回 労働通信教育講座募集開始

労働政策研究・研修機構が主催する「第 44 回 労働通信教育講座」が募集をスタート。第 44 回 労働通信教育講座 【平成18年10月中旬開講予定】(労働政策研究・研修機構:2006/07/04)総合コース 労働問題全般について歴史を含めて体系的に学習できます。「…

読売連載「どうするニート」その後

結局(6)まで掲載。 どうするニート(4)〜(6)(YOMIURI ONLINE:2006/06/30) どうするニート(3)(YOMIURI ONLINE:2006/06/29)(4)は「生活改善で意欲芽生え」というタイトルで、古民家での合宿所支援施設での活動の紹介。 働き、熟睡し、朝早く起き…

目の前にいる自分自身をみてほしい子どもたち

asahi.com「あの人とこんな話」より。代々木高等学校 学校長 一色真司さんへのインタビュー記事。親は肩の力を抜こう。格好つけると子供は苦しい。 子供も親も、当事者はなぜ学校が嫌なのか、生きていく意欲さえなくなるような状態になってしまうのか分から…

仕事の泥沼にはまる前に、身近な人に電子メールで相談してみよう

@IT自分戦略研究所の連載コラム「ITエンジニアにも重要な心の健康」から。第28回 仕事の泥沼から抜け出すためにできること一人ではまっていると抜け出せなくなるので、その前に相談してみよう、という内容。 相手を選ぶ基準としては 問題から程よい距離があ…

アサーティブに伝える基本は「事実」「感情」「要求」「結果」の順で

日経ビジネスアソシエで始まった連載「話し合える人間関係を作るアサーティブトレーニング」第二回より。(2006.07.18号掲載) 「率直に頼む」というのは、言いたいことをそのまま相手にぶつけることではない。「自分の『気持ち』と『要求』を相手に伝わるよう…