ワーク・ライフ・バランス関連調査報告書が続々

ダイバーシティ」とともにまさに旬のキーワード。

仕事と家庭の両立支援にかかわる調査労働政策研究・研修機構:2007/08/03)
2006年6月に実施された調査の報告書。

本報告書ではこれらのアンケート結果をまとめるとともに、両立支援制度の効果などを明らかにするため、(1)両立支援に対する企業(経営トップの方針)と管理職の認識の共有が女性の継続就業傾向や経営に及ぼす影響、(2)均等化施策やワーク・ライフ・バランス施策が賃金や離職行動に及ぼす影響、(3)女性の離職確率の高さと性別に基づく処遇の関係及び均等化施策が企業業績に与える影響、(4)均衡やファミリーフレンドリー施策が財務パフォーマンスや職場の生産性に及ぼす影響――という4つの視点から計量的な分析も加えています。

ニュースリリースによると、調査結果のポイントとしては

  • 女性の「勤労意欲」「定着率」のアップに9割以上の企業が「効果あり」と回答
  • 短時間勤務制度導入企業で、管理職、一般社員の約4割が制度導入を認識せず
  • 労働時間が長い人ほど、結婚・出産後の就業継続ができると思う割合が低下
  • 管理職の7割が男性の育児休業申し出に賛成。ただし、消極的賛成が5 割

といったところ。

次に厚労省の07年労働経済白書

平成19年版労働経済の分析─ワークライフバランスと雇用システム─<要約>厚生労働省

第1章  労働経済の推移と特徴
第1節  雇用、失業の動向(PDF:225KB)
第2節  賃金、労働時間の動向(PDF:141KB)
第3節  物価、勤労者家計の動向(PDF:202KB)

第2章  人材マネジメントの動向と勤労者生活
第1節  企業経営と人材マネジメント(PDF:271KB)
第2節  雇用管理と勤労者生活(PDF:325KB)
第3節  働き方の変化と勤労者生活(PDF:287KB)
第4節  ワークライフバランスの各国の動向(PDF:145KB)

第3章  変化する雇用システムと今後の課題
第1節  経済・経営環境と労働条件(PDF:270KB)
第2節  雇用システムと勤労者生活(PDF:264KB)
第3節  ワークライフバランスと雇用システムの展望(PDF:250KB)

まとめ(PDF:177KB)

そして内閣府男女共同参画会議からの報告書。

「ワーク・ライフ・バランス」推進の基本的方向報告〜 多様性を尊重し仕事と生活が好循環を生む社会に向けて〜
。本専門調査会では、現状の働き方がワーク・ライフ・

バランスの妨げとなっていることが多いとの認識から、まず最初に、企業・組織における働き方を軸に検討を進めた。本報告は、これまでの本専門調査会における議論を整理したものである。

ということで地に足のついた内容になっていると感じた。
報告をA4両面にまとめたポイントはこちら。