「JILPT(労働政策研究・研修機構)廃止反対要望書」その後について

発起人の玄田先生からご報告があった。

JILPTについてご報告です。(玄田ラヂオ:2007/11/14)

12月24日午前に行われた閣議において、
独立行政法人の見直しのなか、
労働政策研究・研修機構(JILPT)については
廃止および統合をいずれも行わず、
存続が決定された模様です。

呼びかけ人の方のなかには、
新聞や雑誌等に、JILPTが存続すべき理由について、
ご寄稿いただいた方も複数いらっしゃいました。
また直接、行革大臣を含む関係者に、要望の趣旨を
直接もしくはメール等でご説明いただいた方も、
いらっしゃいました。

嬉しいことに、会事務局のもとには、これらの働きかけが
JILPTの存続決定に少なからず効果があったとの情報を
得ておりました。実際、厚生労働大臣は、折衝の場で、
学者や研究者等から強い要望が届いているということを、
折に触れて説明されていたようです。

これらもひとえに存続要望に呼びかけ人および署名者として
ご賛同いただいた皆様のご協力の賜物と考えます。

賛同署名は、12月24日現在、日本内外から749名の
方々から頂戴しました。署名に付されたJILPTの改善
提案については、責任をもってJILPTの理事長および
執行部に伝えます。

ひとまず廃止という最悪の結果は免れることはできたわけだが、今後さらに中立研究機関としての存在意義は問われ続けることになる。存続を支持した者として、その批判に充分対抗できる組織となってもらうよう引き続き意識し続ける必要があるだろう。