金子書房「職場のメンタルヘルス 100のレシピ」

先日Japan-APT主催の特別講演会「チームビルディングに役立つMBTI」に参加した際に購入してきたもの。
帯の「本書の特徴」にはこのようにある。

  • 職場で「できること」「できないこと」が明確になり、日常業務のポイントの理解に役立つ。
  • 見ひらき2ページ1項目で、わかりやすく効率的に解説する。
  • 項目ごとのキーワードで、重要ポイントが理解できる。
  • キーワード一覧から、メンタルヘルス活動の全体を把握できる。
  • 事業場外資源のデータを充実し、実用に益する。

もともとは「メンタルヘルス対策に有効なMBTI」という項目があったので購入したのだが、目次を見ていると大項目としては

1 安全衛生・行政関係 
2 教育・研修関係
3 介入・対応の実際
4 休職復職判定,リハビリテーション
5 精神疾患・治療
6 労働災害・公務災害
資 料

といったものであり、組織における精神衛生にまつわる課題全般を広くカバーする内容になっている。
特に「3 介入・対応の実際」では、「職場に刃物を持ち込む社員への対応」「借金苦の社員への対応」「精神科医療施設への入院に労働者が消極的な場合」「職場で自殺者が出た場合」「ネット利用のメンタルヘルス相談の限界と留意点」「女性上司と男性部下の対立解消の方法」、「4 精神疾患・治療」では「リストラとサバイバー症候群」「DV被害を受けている社員への対応」といった生々しい項目が並んでいる。「アスペルガー障害とは」が入っているのは、職場の中の「困った社員」の中にこういった障害を持っている従業員が含まれている可能性があるためか。

職場のメンタルヘルス100のレシピ

職場のメンタルヘルス100のレシピ