「ジェンダー経済格差」川口章著
大竹先生の記事「ジェンダー経済格差」で知った出版予定の本。
かなりキャッチーなタイトルはもちろん、目次を見てもとても面白そう。
大竹先生の紹介文によると特に興味深いのはこのあたりか。
株主によるガバナンスは、労働者の敵のように思わることが多い。しかし、この章の分析によれば、株主のガバナンスが効いて、経営改革に取り組んでいるいる会社ほど、女性が活躍していることが示されている。こうした企業を後押しするためには、ワーク・ライフ・バランスの実態に関する情報公開を義務付けることが有効だという政策提言がされている。
そう言えば先日のRIETI BBLセミナーは、シカゴ大の山口一男教授による「男女の賃金格差解消への道筋」というテーマだった。(当日資料はこちら)出席できなかったが、ここ最近のワークライフバランス方面の盛り上がりに伴って「でもね」と出てきた、重要な本音の部分と言えるかもしれない。
- 作者: 川口章
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2008/05/19
- メディア: 単行本
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- 作者: 山口一男,樋口美雄
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 単行本
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