仕事の泥沼にはまる前に、身近な人に電子メールで相談してみよう

@IT自分戦略研究所の連載コラム「ITエンジニアにも重要な心の健康」から。

第28回 仕事の泥沼から抜け出すためにできること

一人ではまっていると抜け出せなくなるので、その前に相談してみよう、という内容。
相手を選ぶ基準としては

 問題から程よい距離があり、かつ相談したら解決への何らかの糸口が見つかるかもしれない、そうあなたが期待できる人を見つけましょう。いま見つからなくても、そこであきらめないでください。自分の中で問題を整理するためにも、まずは相談のための文章を作ってみることをお勧めします。

とのこと。

実際の文章の書き方は「相談の電子メールを作成する」以降でかなり詳しく書いてあるのでぜひご参を。
見出しだけピックアップすると以下の通り。これは相談に限定したものではなく、電子メールでのビジネスのやりとりにはほとんど応用できる内容のような気もする。

1.自分が誰であるか、内容がどんなものかを明記する
2.書き出しに相手を気遣う言葉を入れる
3.普段その人と話すときの言葉遣いで文章を組み立てる
4.自分の言葉で、簡潔に要点を押さえた文章にする
5.問題を起こしている当人であっても、特定の人を名指ししない
6.誤解を与えるおそれのあるあいまいな言葉を避ける
7.反省すべき点は反省し、言葉で伝える
8.どのような返事を期待しているのかを明記する
9.相手への配慮を忘れない

コラムの最後ではこのような締めくくり。

 相談をすることで、いまあなたがいる場所を「身近な誰か」に知ってもらうことができます。それは日報や月報といった日常の報告以上に、あなたの現状や窮状の理解者を早めに増やすことにつながります。
 それが、沼地に足を踏み入れている自分自身の居場所をも照らしてくれる明かりになるのです。