8/20・21放映 NHK教育TV「ハートをつなごう」で発達障害第10弾

会社の中でコミュニケーションで何かと問題のある人達というのは一定の割合で存在するが、本人に悪気がなくなおかつ度が過ぎていて、何度苦言を呈されても改善できない場合、「もしかしてアスペルガーADHDなどの発達障害では?」と思うことがある。
もしその可能性があったとして、そして仮に何か支援を求められたとして、支援者としてどういう支援の手だてがあるのか、大人の発達障害に対してどうすればいいのか、その方面は専門ではない私はヒントを探してネットをうろついたら、ご自身もADHD精神科医の方がNHKの番組に当事者として登場するというブログ記事を見つけた。

20,21日に放映(意味不明な人々−発達障害ADHDアスペルガー)と人格障害に取り組む:2008/08/11)

 先月収録したテレビ番組の放映日程が決まった。NHKの「ハートをつなごう」の発達障害シリーズで、パートナーについて考えるというテーマだった。20日、21日の20時から教育テレビで放映予定。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/hearttv/

 私は「当事者」で出てくれと言われて、やや脱抑制「悪乗り」的になっていた。

 この番組に良く出ているS夫妻、ネットの世界でも有名なM夫妻ともう一組の夫妻と私とカミさん、特にシナリオを決めない展開は非常に面白かった。

以下番組サイト「ハートをつなごう」から。

発達障害第10弾
教育テレビ 8月20日(水)、21日(木)午後8時〜8時29分
再放送 8月27日(水)、28日(木) 午後1時20分〜1時49分

番組に届いた数多くのメールの中に、気になる一通が…


発達障害のテーマで「相方(パートナー)」の現状と対策を扱ってはいかがでしょう。
おおくの、離婚、別居が現状にあります。また、いま、うまくいっていても、苦難がありました。わたしもです」

差出人は、おなじみ発達障害「トリオ・ザ・ハート」の一人・笹森理絵さんの夫・史朗さん。そうですか…そう言われたらやるっきゃありません!

というわけで、スタジオに4組の発達障害のあるご夫婦に集まっていただきました。発達障害のあるパートナーならではの魅力。でも夫婦だからこそ許せない相手の行動。「特性」と言われてもナットクできない?!波瀾万丈の家庭生活を乗り越えるための知恵とは?必見です!

不勉強ながら今までこの番組は見たことはなかったが、かなりきっちり切り込んで紹介されているような印象を受け、まずは録画予約。

過去の放映内容も、発達障害だけでなく性同一性障害、子ども虐待、セクシュアリティ、貧困等、「障害」「福祉」にカテゴライズされるものを取り上げていた。もっと早く見ればよかった・・・

臨床心理士のクラスメートに、キャリアカウンセリングのクライアントに発達障害の可能性を感じたらどうしたらいいだろう、と聞いてみたことがあった。彼女の意見は「本人にそういう可能性を示唆した上で、ネットなどでの情報を紹介し、専門家への相談等を本人に考えてもらうことを薦める」というもの。番組サイトにはそのあたりの情報リンクもある。

発達障害に関しては、全国LD親の会サイトにある「全国各地の診断・相談機関」も参考になりそうだ。(相談機関として大塚の「筑波大学 心理・心身障害教育相談室 大塚地区相談グループ」も掲載)

またロテ職人さんのところの記事「【本当に】発達障害のある学生支援ケースブック【参考になる!】」のコメント欄で紹介されていた、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構がH18年に出している「発達障害者のワークシステム・サポートプログラムとその支援技法」、同「就職支援ガイドブック」など、具体的な支援について書かれている資料があるのは心強い。職業センターの実践報告書にあるNo.14 「発達障害を理解するために〜支援者のためのQ&A〜」にまずは目を通しておくべきか。

周りとうまくやれないことが「やる気がない」「能力がない」「性格が悪い」などの評価をもたらしてますますうまくいかなくなる悪循環に陥る前に、何とか専門機関につないぐお手伝いが、私にできることなのかもしれないと考える。

まずは自分用のメモを兼ねて、記事としておく。

※掲記の発達障害について、詳細は下記リンク先をご参照願います。(出典はNHK福祉ポータル「ハートネット」)

アスペルガー症候群(高機能自閉症の一種)についてはこちら↓
NPO法人 東京都自閉症協会

AD/HD(注意欠陥多動性障害)についてはこちら↓
NPOえじそんくらぶ

関連として、LD(学習障害)についてはこちら↓
全国LD(学習障害)親の会

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