昨日の授業・「心身医学」第二回「ダイアナ妃と摂食障害」

唐突に思いついて書き出してみる「昨日の授業」シリーズ(になるか?)。と言っても今は春休みなので水曜の集中講義のみだが。

先週の水曜から始まったのが「心身医学」。担当講師は日大板橋病院心療内科医長の村上先生(こちらの記事の先生)。
心の不調がもたらす体の不調についての講義で、いわゆる「心身症」を中心に講義していただくもの。全5回。

昨日は摂食障害をテーマに、前半は知識を講義。後半は故ダイアナ妃のドキュメンタリーVTRを使い、どういうメカニズムで彼女の摂食障害が発症し、どういうプロセスを経て克服したかについての内容だった。交流分析の「ストローク」や「人生脚本」などの理論を背景に説明されてなかなか面白かったです。生育歴で家族関係に問題を抱えていて、自分ではどうしようもないストレスにさらされると食べて吐くという行為を少女の頃から行っていたダイアナ妃。ラストの「私は与えることで与えられていたんです」というダイアナ本人の言葉に思わず涙。

また、社会人向けの授業は出だしなかなか人が集まらないからということもあって、最初の10分は自律訓練法をやっている。
背景公式「気持ちが落ち着いている」から「両手両足が重い」「両手両足が温かい」「心臓が静かに打っている」「呼吸が楽にできる」などの公式でリラックスし、最後はまた日常に必要な緊張を戻して終わり。けっこうすっきり。

来週以降は具体的な心身症についていろいろやっていくようで、こちらも楽しみ。

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