修論構想発表会てんやわんや

ここしばらく「これのために忙しい、連休も休んだ気がしない」という状態を生んでいた「修論構想発表会」、先週無事に終了。
もちろんここは通過地点であり最終ゴールではないのだが、今はどうも気が抜けてしまっていかんなあ。

ところでこの「修論構想発表会」、何をする場なのかと言うと、M2の学生たちが自分の修論の研究計画を発表する場。一人12分の持ち時間で、7分説明5分質疑というタイムテーブル。合計23人の学生がやりますので午後一杯かかる。何せここを通らないと研究できないので、みんな必死。

だいたいは「(研究の背景となる)問題・課題」「先行研究」「目的」「仮説」「方法」についてA3で1枚の詳録を作成し配布、パワーポイントを使って説明するわけだが、半分近くの人が「問題・課題」で5分近く使ってしまいあとは駆け足になってしまったり、なかなか思ったようにはできないようで。(余談だが看護師をしているクラスメートは同僚やドクターをつかまえては「7分ちょうだい」と言ってプレゼンを聞かせて時間を計ってもらい、準備したとのこと。プレゼン慣れしてない人にはこのやり方がまさに王道だろう)

かく言う私も人前で話すこと自体は平気だが、問題は中身。ゼミの先生と打合せを繰り返し、このままではここは論理的につながりにくくないか、とか、ここはちょっとつっこまれるんじゃないか、とか、ここは自分自身実はけっこう曖昧とか、そしたらどう理屈をつけるかとああでもないこうでもないと二人で頭をひねって何とかかんとか「これで行こう」と最終合意したのが前日の夜9時半。
そこから帰宅して詳録を修正し、翌朝パワポを直していざ出陣。
M1と先生の分を資料コピーして用意して会場に着き、自分の番が来るまでは脳内リハーサルを繰り返す。

実際7分間はあっと言う間で、質疑も恐れていたような「こんな研究ダメダメ」というものではなく、「こういう視点を入れるとよりよくなるのでは」というコメントがほとんどで、ひとまず無事通過した模様。ああよかった。

とは言え、冒頭書いた通りこれは最終ゴールではなく、ここから質問紙作成や倫理審査書類作成などまだまだやらなければいけないことは山積み。忙しさは当分続く。