他人からはわからないその行動には理由がある

認知症も、統合失調症も、私自身実際身近にその真っ只中にいる人がいたことはないので、想像することしかできないが、老人心理学や心理療法などの授業で得た知識などを参考にしながらこういった記事を読んだりする。

『認知症と診断されたあなたへ』医学書院(hituziのブログじゃがー )

[http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/08/_.html:title=[書評]私は誰になっていくの?―アルツハイマー病者からみた世界(クリスティーン ボーデン)](極東ブログ

今年もまたやってまいりました。幻覚&妄想大会 08!(べてるねっと)

他人からは行動そのものが困るものだったり理解しにくかったりする徘徊などの行動にも、本人に見えている世界と何かしらのこだわりがあるという。本人から見えている世界がどんなものなのか、まずそこに目を向けていくことで、結果的にそのこだわりがゆるんでいくことにつながるかもしれない。ただしそういうことは受け止める側に気持ちのゆとりが必要で、一人ではとても難しいことだろう。複数で援助を行うことの大切さはここにもある。介護の果ての虐待や殺人は、一対一になってしまっている援助者が追い詰められてしまった結果なのではないかと、報道を見るたびに思う。

その行動には必ず理由がある。それを忘れてはいけないと自分にいつも言い聞かせている。