支援の場を知ること、知らせること
hamachanこと濱口先生のエントリ「年末緊急職業相談・年末緊急労働条件特別相談」で、ハローワーク・労働基準監督署が御用納め後の29日・30日も開庁することが紹介されていた。
そのエントリのコメント欄に「職員」というハンドルネームでこんなコメントが寄せられていた。
開庁延長、ハローワークの職員ぶーたれてんだろーなー、なんて話をちらほら聞きます。でも私たち、全然ぶーたれてません。どうせなら、全てのハローワークを開庁してくれてもよかったのに、なんて話すら聞こえてきます。おまえら公務員に何がわかると言わないで。できる限りのことをしたいと願ってる職員は沢山います。役人は全員悪者というあなた、出先機関は全て無駄だと断罪するあなた、毎日何人もの人がハローワークで就職していきます。サービス残業でなんとか回ってる職場があります。観念的なバッシングではなく、私たちをぎりぎりまでこき使う合理的な方法を考えて。
もちろんネットの書き込みだから、本当の職員とは限らないかもしれない。しかし、私にはこれが支援の最前線で働く職員の方々の偽らざる気持ちだと思う。
そして本当に困っている本人たちにこういう窓口の存在を知らしめるのも、マスコミの役割のひとつではないか。困っている人たちの存在を「情報商品」として差し出すばかりでなく。
玄田先生も「知ること」というエントリでこのように書かれている。
今年春に私自身が行った調査によると、独身の非正社員の
うち、ほとんどはハローワークの存在を知っていた。それに
対して、昨日書いた総合労働相談コーナーの存在を知っていた
のは10パーセント程度、サポステにいたっては、7パーセントにも
満たなかった。知らなければ利用のしようもない。
まずは困っている人たちに知ってもらうことではないか。
ちなみにサポステはこちら↓である。
地域若者サポートステーション