叩きか、支援か?要注意読売連載「どうするニート」

あの読売新聞で、こんな題名のシリーズ記事が始まっていた。

どうするニート(1)<神奈川発>定職に就く動機見えず

 定職につかず、将来に夢を持って学ぶわけでもない。ニートと呼ばれる若者が、何かと話題になっている。「対策」に乗り出す自治体や民間団体も。どうも彼らだけの問題ではないらしい。ニートの声に耳を傾けて、働くことについて考えていく。

のっけからこうだから。

 こうした若者に、浜銀総研の河合良介主任研究員は「働かない人間はだらしがないという、感情論で片付けてはいけない。年金や雇用保険などを払っていない人が多く、生活保護で支えざるを得ない危険性をはらんでいる」と指摘する。

何が言いたいのか意味不明なコメント。

 ニートについて、厚生労働省は2004年の時点で約64万人と推計している。神奈川県内はどのくらいか、把握できていない。

こういう人が64万人いるかの言い方。内実はさまざまだろうに。

どうするニート(2)<神奈川発>「仕事と趣味は別」実感
川崎市高津区で就業体験をした中学生の話。

 河内君の趣味はパソコン。仕事内容は簡単のようだが、そうはいかなかった。2日間で修理できたのは、たった1台。ほとんど立ちっぱなしで、会社から帰ると、疲れ果てて午後8時には布団に潜り込んだ。「人のものだから慎重に扱わないといけないし、疲れた。将来、こういう仕事はしたくないと思った」

早いうちに「仕事と趣味は別」ってわかるのはとてもいいことだと思うのだが。「好きを仕事に」と煽るよりずっと現実的。