社会人大学院への道(4) 受験対策〜データを読むことと問題意識

受験に関して言えるのは、過去問をちゃんとやって傾向をつかむことと、データを読む目を養っておくこと、自分の領域についての問題意識を持って日々過ごすことが重要だったと今では思っている。

うちの過去問は去年の分もこちらに出ている。毎年心理学の基本、領域別の記述問題、共通のデータ分析問題という3種類の問題が出ているが、昨年から心理学の基本は選択問題ではなく記述問題になった。とは言え基本的な用語について問われていることには変わりないので、臨床だけでなく基礎心理も押さえておく必要がある。

データを読む目を養うという意味では、実はこのブログを書くことが非常に役立った。新聞記事で出たさまざまな調査結果に関する記事を読んでは「ホント?」的に原典に当たってみて、自分なりにもう一度どういうことか考えて書き留めることを重ねるうちに、余り時間をかけずに自分なりの視点でデータを見るトレーニングがある程度はできたと思っている。

受験対策として知識を増やすことはもちろんだが、社会人大学院生を目指す身としては問題意識をしっかり持って日々情報収集すること、そして現場の問題意識とどうつなげていくのか説得力を持たせることが少なくともうちの学校に関しては重要であると感じる。