社会人になるに当たって身につけておくべきことは、生活の自立

おなじみ朝日新聞のキャリアスタートQ&A、小島貴子さんの回答より。

【キャリアスタートQ&A】社会人に必要なことを教えてasahi.com:2006/12/05)
質問はこちら。

 社会人になるに当たって身につけておくべきことには、どんなものがあるのでしょうか。大学は勉学の場で、社会常識などを教えてもらう機会がありません。いきなり会社に入った場合、それまでの生活常識では対応できないのではないかと思います。学生は何も知らないとか、よく耳にします。学生として最低限身に着けておくべきエチケット、常識類にはどんなものがあるのかが分かると、役に立ちそうな気がします。
 (阪大3年、陽気妃さん)

それに対する小島さんの回答はこちら。

 社会人として最初に求められるのは、自立することではないかと私は思います。例えば、自分で考えて意見を言ったり、行動したりすることです。会社では、仕事は大抵チームプレーで進めますが、それぞれに使命が与えられるので、自分で判断しなければならないことが出てきます。

具体策として「力をつけるために、「私は」を主語にするトレーニングを始めてみてはいかがでしょう。」ということと、もうひとつ大切なことを挙げられている。それは「生活の自立」。

 社会人と同じ時間に起き、自分で朝食を用意し、掃除、洗濯してから大学へ、という生活をしてみるのも方法です。制限された時間の中では知恵と工夫が必要になりますし、発見も生まれます。親任せにしていたことを自分でする。独り立ちへの第一歩です。

スキルとか資格とかそういう頭でっかちなことではなく、きちんと朝起きて食事を取り、自分の健康をキープしながら働く。そういう自己管理の力が最近落ちているように感じる、と新人研修担当から聞く。
自分のことを自分で面倒見る。まずはそこから始めてみては、と私も思う。