エンジニア2.0が持つべき心得・自分の仕事を自分で定義しよう

堀内さんのコラムより。
自分戦略を考えるヒント(34)これからのITエンジニア像を考える(@IT自分戦略研究所: 2006/10/27)
「マインドの時代」を見据えた、エンジニアの心得として、以下四点を挙げている。

(1)他者に振り回されない

数年で廃(すた)れるであろう流行語や流行の技術を追いかけるだけでなく、まず自分はどんな問題をどう解決する存在でありたいかを考えてみることがスタートになる

(2)いまの自分にしがみつかない

同じ領域の専門家で居続けることが難しくなる

社会人の最初の10年間で培ったスキルで自分の専門を定めてしまうのは、意外にリスクの高い選択になるかもしれません

(3)自分で職業を定義する

よくあるエクササイズですが、自分の名刺の肩書きを考えてみるのもいいでしょう。

Java屋……でも、Javaがなくなったら廃業か?」
オブジェクト指向……そこまでいい切るにはこういうスキルが足りないかな。それに〜屋って何だ?」
「問題解決屋……これじゃ漠然とし過ぎていて名刺には書けないな」
「○○に強い情報建築家?……まだ曖昧かな」

など、さまざまなレベルで考えてみることは、自分に固有の強みを抽出する作業にほかなりません。また既存の職種や資格の名前から離れて考えてみることで、自分の職業人生をデザインしていこうという意欲が高まると思います。

(4)楽しむ

「マインドの時代」においては、「仕事を楽しむことが成果に直結する」というくらい重要です

個人的には特に(3)の「自分で職業を定義する」ができている人は強いと思う。世間的な職業明や肩書ではないため、自分が何を仕事として定義しているかが自分の中で明確になっていて、何を価値として提供している人なのかがわかっているということだからだ。