人間関係を壊さずに断る・効果的「ノー」を言うために
日経ビジネスアソシエ連載の「アサーティブ・トレーニング」第六回。
今回のテーマは「人間関係を壊さずに断る方法 まず『ノー』を見極める」。
「ノーと言って断るための8つのポイント」として以下のことを挙げている。
- 体は答を知っている
- 何に対して「ノー」なのか「ノー」の的を絞る
- その場で答を出す必要はない
- 断る理由は簡潔に率直に
- 最後まではっきりと意志を伝える
- 自分はどうしたいのか代替案を用意する
- 対等であること
- 立ち去る、話題を変える
(copyright NPO法人アサーティブジャパン)
「ノー」が言えない人たちにはどれも実に実践的なサジェスチョンだろう。私自身「ノー」を言うのが下手なのだが、「その場で答を出す必要はない」というのは読んでかなりほっとした。即答しないと、とつい焦って結局きちんとノーが言えなかったり、ぶっきらぼうに「ノー」を言ってきまずくなったりすることが多かったからだ。
また、「体は答を知っている」というのも実にわかりやすい。
もし相手の依頼や誘いに対して、伏目がちになったり、体が硬くなったり、胃が痛くなったりしたら、答は「ノー」だ。
まったくその通りなのだが、そもそも「ノー」を言うのが苦手な人間は「ノー」だと思うことそのものを罪悪だと感じてしまうので、自分の「ノー」を意識するのが難しいところがあるように思う。まずはそこから、自分の感覚に正直になって自分を大切にするところから始めないといけないのだろう。