30代、40代を中心とした働き方の現状と意識に関するアンケート

労働政策研究・研修機構の調査レポート。
『働き方の現状と意識に関するアンケート調査結果』

パートタイム労働者が大幅に増加したことなどから、正社員・非正社員全体で見た平均の労働時間は減少傾向にありますが、働き盛りの年齢階層の雇用者では長時間労働者の割合が高まっており、近年の労働時間は「二極化」が進行しているといわれています。

当機構では 30 歳代、40 歳代の働き盛りの雇用労働者の労働時間やその他の労働条件、仕事や生活に関する意識・満足度、心身の健康状態、家族との関係などの現状を把握し、政策的対応を検討する際の基礎資料を提供するため、民間調査会社の調査モニターを対象にアンケート調査を実施しました。本調査シリーズはこの調査の集計結果を報告したものです。働き盛りの年齢階層の現状を多面的に見るために、年齢階層別の集計を中心にまとめています。

章立てだけざっと目を通したが、「不払い労働時間」「自宅への仕事の持ち帰り」「所定を超えて働く理由」「長時間労働とストレス・満足度」といった労働基準監督署的チェックから、「職業生活に関する今後の希望」「仕事に関するストレス」「仕事に関する満足度」というキャリア的観点、はたまた「夫婦の協働状況」「配偶者との関係」「配偶者との関係に対する意識についての本人と配偶者の比較」「家事や子育てなどの分担」という男女共同参画的内容に「心の状態(抑うつ傾向)」と、かなり多岐にわたった内容になっていて非常に興味深い。ぜひ一読を。