厚労省の平成17年度人口動態統計

週末世間を騒がせたこれら↓のニュースのネタ元統計資料。

昨年の出生率1.25 過去最低asahi.com:2006/06/01)

出生数も過去最低 将来人口推計に影響もasahi.com:2006/06/02)


平成17年人口動態統計月報年計(概数)の概況厚生労働省:2006/06/01)

厚労省の資料は一見とっつきにくそうに見えるが、じっくり見るとこれがなかなか面白い。

たとえば、「結果の概要 」7ページ目にあるグラフ「図2 合計特殊出生率の年次推移(年齢階級別内訳)」を見ると、20代の出生率の低下がダイレクトに全体の出生率低下に影響しているのが読み取れる。これは6ページ目の「表3 第1子出生時の母の平均年齢の年次推移」で、昭和40年では平均25.7歳だったのが、急激な低下傾向を見せ始めた昭和60年に26.7歳になり、以降平成7年 27.5歳→14年 28.3歳→17年 29.1歳と上がっていることとも相関があるのだろう。

新聞記事だけでなく、ぜひ発表資料にもあたっていただければ。