朝日新聞 4/12の社説より「めぐみさん 日韓の連携の時だ」「蛇の目判決 利益供与を認めた」

http://www.asahi.com/paper/editorial20060412.html

「めぐみさん 日韓の連携の時だ」
●要約
北朝鮮拉致被害者・横田めぐみさん北朝鮮での夫とされる人物が、実は韓国からの拉致被害者である可能性が高いことが判明した。北朝鮮のこれまでの横田さんの消息に関する説明は納得いかないものばかりで膠着状態が続いている。北朝鮮はめぐみさんと夫のみならず、安否が不明のすべての拉致被害者に関する情報を一刻も早く提出すべきだ。韓国人の拉致を認めていない北朝鮮だが、韓国内での関心が高まることは間違いない。

○コメント
事実を並べたもの。もしくは記事のまとめ。タイトルの「日韓の連携」は「するべきだ」と言われてるだけ。拉致被害者問題を忘れてる人のためのおさらい?
関係ないが実は私は新潟市出身で、めぐみさんと学校は違うが同学年だ。港に近い中学校だったのだから、ひとつ間違えば自分たちが被害者になっていた可能性だってある。そういう意味で、この事件は決して他人事ではない。

「蛇の目判決 利益供与を認めた」
●要約
蛇の目ミシン工業で当時の経営者が大株主にされた不当な要求に屈して会社に巨額の損害を与えたことに対して、経営者として落ち度があったという最高裁の逆転判決が下った。同時に注目されるのは経営者にとって好ましくない株主を排除するのに第三者への対価を支払って株引受を利益供与とみなしたこと。株主代表訴訟が年々増加する中、今回の判決は経営者の社会や株主全体に対して負う責任の大きさを再認識させたと言える。

○コメント
蛇の目ミシンって久しぶりに名前聞いたなあ、というのはともかく。コンプライアンスというよりはリスクマネジメントのような気もするのだが。昨年はライブドア村上ファンドM&A仕掛けがずいぶん話題になったが、今年はあまり話題に登らない。しかし件数が減ってるとも思えないので、単にマスコミで取り上げていないだけなのだろう。