職場を活性化させるジョークの鉄則

「ユーモア尺度」で見える職場の健康度(PRESIDENT ONLINE:2006/04/03号掲載記事)
「大笑いした後はいいアイデアがどんどん出てくる」と言うのは非常に納得できるが、 だからと言って寒いダジャレばかりでは、かえって逆効果な気もしなくもない。やはりセンスも求められるだろう。
というわけでジョークの鉄則を引用。

(1)よけいな前置きをしない
 ジョークを言うときには、「さぁ、これから面白い話をするよ」とか、「本当に面白い話なんだよ」という前置きをしてはいけない。聞く人に余計な期待を与えると、つまらなかったときに失望が大きくなるからだ。ジョークを言うときには、いきなり切り出すのがコツである。
(2)人をバカにしない
 皮肉っぽいジョーク、批判めいたジョークはかなり高度なテクニックを要する。また、かなり親密な間柄の人でも、ダーティなジョークは許されないことがある。とりわけ、相手の「容貌」「名前」「家族」にかかわるジョークは絶対にやめたほうがいい。
(3)30秒以上かかってはいけない
 オチにたどりつくまでに30秒以上かかるジョークは、たいてい面白くない。ジョークがヘタな人は、説明がまわりくどく、ひとつのジョークが長くなる傾向がある。
 さらに、テレイン博士は、皮肉っぽいジョークや、ややダーティなジョークを言うときのルールについても指摘している。
 (1)その場にいない人のジョークは言うな (2)ジョークを言われた人は、自分から笑え (3)ジョークで悪口を言われたときには、自分も軽い悪口を言って、おあいこにする (4)特定の人ばかりをターゲットにするのをやめる (5)フェアにやろう。以上の5つである。
ただし、繰り返しになるが、皮肉っぽいジョークは上級者向けであり、誤解されることもあるので、できればやらないほうが無難である。