教職員の病気休職者数等の推移について

元ネタはJILPTのメールマガジンで「精神性疾患で休職の教職員、3,559人に増加/文科省まとめ」というタイトルだったが、原典に当たってみると文部科学省の「平成16年度 教育職員に係る懲戒処分等の状況について」という資料の後半に別表としてなぜかひっそりと書かれていたデータ。
そこにある「病気休職者数等の推移(平成7年度〜平成16年度)」を見ると、病気休職者数に占める精神性疾患による休職者数、そしてその在職者比は年々増加の一途をたどっており、病気休職者数に対する比率は平成7年度で34.0%から平成16年度で56.4%と半数を超えており、在職者比は平成7年度で0.13%から平成16年度で0.39%となっている。精神性疾患による休職者数が休職者数全体に対する比率が50%を超えたのは平成14年度。しかもこれは「休職者数」だから、休んでいないがうつなどを抱えている教職員がまだまだいる可能性は高いと予想される。