内閣府、「平成17年版 少子化社会白書」を発表

第3節 今後どのように人口は推移するのか」にはこのように書かれている。

2050年の総人口は、日本が初めて1億人を超えた1967(昭和42)年当時の水準に戻ることが予測されている。
(中略)
2000年には高齢者1人あたり生産年齢人口が4であったのが、2050年には高齢者1人あたり生産年齢人口は1.5人となり、人口構成が大きく変わってしまうのである。
 さらに、この人口推計における参考推計では、2100年には6,414万人(中位推計)と、現在の総人口から6,000万人もの人口が減少するという「人口半減社会」を迎えることが予想されている。

目次を見ると
第1部 少子化対策の現状と課題
 第1章 少子化の状況
 第2章 少子化対策に関するこれまでの取組
 第3章 地方自治体における取組
 第4章 海外の少子化対策
 第5章 少子化対策の今後の方向
第2部 少子化社会対策の具体的実施状況
 第1章 若者の自立とたくましい子どもの育ち
 第2章 仕事と家庭の両立支援と働き方の見直し
 第3章 生命の大切さ、家庭の役割等についての理解
 第4章 子育ての新たな支え合いと連帯
とあり、現在実施されている施策については一通り網羅している様子。少子化について何か語ろうという人はとりあえずこちらに目を通してから発言されてもいいかと。
一点不思議に感じたのが、第2部第1章の第1節が「男若者の就労支援に取り組む」とあること。なぜ「男」とわざわざついているのかがよくわからない。誤植