キャリア・コンサルティング技能検定のFAQ

年末に案内がでたキャリア・コンサルティング技能検定について続報がまだ出ない中、キャリア・コンサルティング協議会のブログが開設され、そこで「技能検定試験実施に関わるQ&A」がいくつか掲載されていた。
どこか歯切れの悪い回答が多いのだが、今の時点で提供できるぎりぎりの情報を出すので文脈を察してほしい、という風にも読める。

Q1.キャリア・コンサルティング技能検定試験はいつごろ実施されるのですか?

厚生労働省の指定時期にもよりますが、可能であれば2級の試験を年内に開始し、年度内に終了することを目指しています。

Q2.受検資格はどのようなものですか?

これまで実施されている他の技能検定職種では、一定の実務経験を有する者となっております。キャリア・コンサルティング職種においても同様の考え方を適用するものと考えられます。

Q3.現在CCtの資格を取得していますが、試験免除等の特例措置などの適用は受けられるのですか?

他の職種における扱いを参考にして、標準レベルのキャリア・コンサルタントについても、試験の免除の基準に適用させるかどうかについて、一定の条件を満たす者として検討することとなります。
 ※標準レベルキャリア・コンサルタントとは:厚生労働省指定試験機関においてキャリア・コンサルタント資格を取得した人、および国がそれと同等のレベルと判断した人。

※CCt→キャリア・コンサルタント (字数制限があるため省略しています)

Q4.特例講習とは何ですか?

一定の条件を満たす者に対して行われる講習で、キャリア・コンサルティング職種において、仮に特例講習を実施する場合は、現在、キャリア・コンサルタント養成研修の中に含まれていない人的資源管理等に関する内容で、1日程度の講座(確認テスト付)になると考えられます。特例講習は通常、指定試験機関が行っています。

おそらく一番問題になるのは、現在キャリアコンサルタント資格を持っている人達はどうなるのか、というところだろうし、そこは一番調整が難航すると思われる。現在の指定試験機関の間での研修内容や合格ラインが揃っているとは思えず、どこかに合わせるとどこかはこぼれざるを得ないだろうと予想されるからだ。こぼれる方に取ってはある意味死活問題になるが、だからと言って現・有資格者の既得権益だけで決めると、困るのは技量不足のカウンセラーに当たってしまったクライアントであり、国家資格化の意味がなくなってしまう。果たしてどういう落としどころに持ってくるのか。