公立小中学校にスクールソーシャルワーカー導入

ロテ職人さんのところ経由で知ったニュース。
学校にソーシャルワーカー 家庭問題抱える子に対応(MSN産経ニュース:2008/01/06)

 虐待や育児放棄、経済的な困窮など深刻な問題を抱える家庭の保護者や子供に対し、専門的な見地で対応をするため、文部科学省は6日までに、平成20年度から公立小中学校で活動する「スクールソーシャルワーカー」を、全都道府県計141地域に配置することを決めた。

 不登校やいじめ、暴力行為など子供の問題行動には家庭環境が影響しているケースも多く、教員だけでは十分対応できない状況も増えている。恒常的に専門家の協力を得られる仕組みを整えることで、家庭状況に合った対応を可能にすると同時に、教員の負担を軽減する狙いもある。

 スクールソーシャルワーカーの主な役割は学校と関係機関との仲介。深刻な問題を抱えた保護者や子供の実態を把握した上で、個々の状況に応じ福祉施設や警察、ボランティア団体などに協力を要請する。生活保護や就学援助の申請手続きを助言することなども想定している。

この記事の文を読むと、今の学校に求められているのはまさしくこういう役割の人達なんだろうな、と門外漢の私でもそう思う。子どもが何に困っているのかという視点で、スクールカウンセラー特別支援教育コーディネーター、児童相談所や行政の福祉課など様々な支援役割を持った人達にうまく「つなげる」存在になってくれることを願う。

afcpさんのブログ「A Forward-looking Child Psychiatrist」のエントリ「公立小中学校へのソーシャルワーカー配置」にはニュース記事など含めて詳しく書いてある。詳細を知りたい方はそちらもご参照を。