社会人大学院への道(6) 入学試験当日、合格発表

入試は10時から2時間論述試験(一次)、その後19時に合否が発表されて一次合格者のみ翌日の口述試験(二次)に進む。
筆記の問題はこちら(pdf)の通り。
用語説明は、「無条件の肯定的配慮」を「共感的理解」と思い切り勘違いした回答を書いたのと、「相関係数」で「0〜1の間」と書いてしまった以外はそこそこ書けた記憶がある。が、仮にもカウンセリングコースを志願していてロジャースの三原則を間違えるのかよ、と、試験終了後はかなり激しく落ち込み、もうだめかも、と思ったりした。

領域別記述問題は「『感情労働』って何ですか?」状態から始まり、「サービス産業領域を中心に」というキーワードから勝手に想像しながら「バーンアウト」「評価の公平性の難しさ」「価値観の違いによるモチベーション維持の難しさ」なんてことを書いたような記憶が。やや手こずり、600字は埋められなかった。

データ分析の問題は、オーソドックスに項目を比較して書いた。データは公開されていないが、年齢層別の独身者が独身でい続ける理由の違いについてのものが主だった。

試験時間一杯粘り、2時間後にはへとへとに。そのまま予備校に行って授業を受け、19時の発表を待った。Webでも公開されるのは知ってたが、これはどうしても自分の目で見たかった。足を運び、掲示板で自分の受験番号があるのを確認。心からほっとした。110名強から50名強へ、半分以下になった訳だ。

翌日口述試験(二次)。配点は書類審査が60点,論述試験が100点,口述試験が100点との事なので油断はできない。午後早めの時間で大きな部屋でまず待ち、そのあと次の3名が面接室前に呼び出され、そして面接室に入っていく。
まず志望動機を聞かれ、そのあと今の仕事について、営業職から今の仕事に変わった理由、通学できるか等について質問された。もっと研究計画書につっこまれるかと思ったがまったく触れられず、少々肩すかしの感も。一人15分とのことだったが、16分くらいで退場した。感触としては悪くなかったように感じた。

約3週間後が合格発表。今回はWebで見ることにする。会議のため出先からこっそり見ると、自分の番号があった。へなへなと全身の力が抜け、涙が出そうになった。やった、やった、やっと合格したぞ!
とは言え万が一ということもあるので、学校から正式な書面での合格通知書が届くまでは友人には言わずにいた。妙なところで慎重だと我ながら苦笑。