career news clip 20060126

まったく申し訳ないのだが、今日もクリップでご勘弁。(微小コメント付き)

■25万人を「正社員」に――政府、若者雇用対策を決定
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt38/20060117AS1E1700A17012006.html
「若者自立・挑戦戦略会議」による「若者の自立・挑戦のためのアクションプラン」改訂版。

働く意欲の低いニートや定職に就かないフリーター対策を6分野に整理した。全国に整備する支援施設のほか(1)ハローワークにあるフリーター向け窓口の拡充(2)中学校で5日間以上の職場体験学習を実施するなどのキャリア教育・職業教育の推進――などを盛り込んでいる。ニート・フリーター対策は来年度予算案で761億円を計上し、今年度当初予算比で5億円増となる。

って、「意欲が低い」なんて決めつけるマスコミの罪を自覚してほしい。

職業訓練も人口減に対応  子育て後の再就職など支援
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack.cgi?politics+CN2006011801003385_1

厚生労働省:第25回労働政策審議会職業能力開発分科会議事録
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/12/txt/s1209-2.txt

「職業キャリアのやり直しについて」ということで、高齢化とか職業生涯の長期化と
いうことで、労働者の職業キャリアが変化に富んだものになるということですが、こういった中で、自ら転職とか起業を志す場合だけではなく、失業あるいは技能の陳腐化、育児・介護といったようなことを経験して、様々な「やり直し」を求められる機会が増えてくるだろうということです。

職業訓練」の考え方は就職時対象のみからもっと視野を広げます、と言うことかな。雇用能力開発機構の肥大につながらないといいけど。

■小中と養護学校の教職員、給与の国庫負担一本化へ
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20060121ur01.htm

小中学校など、義務教育を担う各学校の中で養護学校だけが別制度となっている教職員給与の国の負担金(義務教育費国庫負担制度)を一本化する方針を決め、通常国会に関連する法律の改正案を提出する。

今まで別だったなんて。縦割り行政の典型。

■厚生・共済年金の一元化、公務員退職者の受給額削減へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060121i313.htm?from=main3
職域加算分を現在の受給者からも削減とのこと。思い切ったなあ。

■所得格差の拡大「見かけ上の問題」 内閣府が否定
http://www.asahi.com/life/update/0119/007.html

元来所得格差が大きい高年齢層世帯の増加や、核家族化の進行で所得の少ない単身者世帯が増えたのが上昇原因

って、それで「所得格差の拡大は見かけ上のものだ」なんてわざわざ言われるとかえって勘繰っちゃうんですけど。消費税率アップの邪魔になるから?

■雇用創出推進会議:若年者の雇用対策強化へ−−道や関係団体 /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hokkaido/news/20060120ddlk01010283000c.html

道内の完全失業率(昨年7〜9月期)は、15〜24歳が9・7%(全国平均8・3%)、25〜34歳が8・1%(同5・4%)と他の年代に比べて突出して高い。

景気回復なんて言ってるけど、地方の現実は厳しい、ということ。

■「多様就業型ワークシェアリング制度導入実務検討会議」報告書について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/01/h0119-1.html
「多様就業型ワークシェアリング制度導入実務検討会議」(座長:今野浩一郎学習院大学経済学部経営学科教授)にて討議されまとめられた、制度導入ガイドラインだそうだ。

■「人の評価」こそ達成感 人材サービス業調査
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06011911.cfm

18〜38歳の男女1000人が対象。「評価されたとき」は37.4%、「自分で満足がいく仕事ができたと感じたとき」が34.8%、「顧客から満足が得られたとき」が14.7%と続いた。その一方で「昇進・昇給」は3.7%にとどまった。
 「これだけは人に負けないと思う能力」は「情報収集力」(33.8%)、「パソコンスキル」(29.4%)。「これから磨きたい能力」は、「語学」(29.2%)、「プレゼンテーション」(28.9%)、「専門知識」(27.4%)がベスト3を占めた。

「プレゼンテーション」って、本当にそんなに使うスキルなのかなあ。みなさんこういう時に必ず言うんだけど。inputとしっかりやってるけどoutputができてないと思っているってことなのか、それとも単に話が下手ということなのか。「語学」も同様。語学できるようになって「何をしたい」のかが本当は大事だと思うんだが。
元データはこちら↓。
マンパワージャパン:社会人の仕事に関する意識調査報告
http://www.manpower.co.jp/

2005年4月以降入社(新入社員)、2001年4月 〜 2004年3月入社(入社約3-5年目)、1991年4月〜1997年3月(入社約8-15年目)の3世代に分けて結果をまとめています。

とのこと。

ニート支援のアドバイス出版。NPO理事長(東京)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20060123wm04.htm
「育て上げ」ネットの工藤さんの本。

 ニート支援の先駆けとして、年間100回近い講演をこなす工藤さんは、「ニート」という状態が広く認知されたものの、次の段階として、「自分は何をしたら良いのか」と解決方法を見出せずみに悩みを深める人が多いと感じていた。そこで、ニート本人、家族、支援機関、それぞれにとって、本当に役立つ情報を広く提供し、ニートへの理解を深めて欲しいとの思いから、これまでの体験から言えることを本にまとめた。
 本は、Q&A方式で、「私の育て方が悪かったのでしょうか」「働きたくても一歩が踏み出せません」といった親や本人からの質問や悩みに、現場の事例を紹介しながら具体的にアドバイスニートは、仕事に就いていない負い目から、保護者に罪悪感を抱き、知り合いを避ける傾向がある。同ネットの利用者も、電車で1時間以上かけて通う人が大半で、最初に事務所を訪れるのは、保護者のみ、保護者同伴、ニート本人が「7・2・1」の割合だという。
 そこで、「働かないで思い悩むより、働いてしまった方が楽」「深刻に考えずにやれることからまず一歩を」「本人が気楽に相談できる関係を作り、マスコミや講演会、インターネットなどで親が情報を収集して準備をしなければ、なかなか本人からは動けない」など、実体験に基づくアドバイスを記した。

「働く気のない人たち」なんて言ってる人たちに、この切実さを見てほしい。

「ニート」支援マニュアル

「ニート」支援マニュアル

■堀江ショック 起業志す学生に広がる失望(YOMIURI ONLINE)
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06012317.cfm
若者の希望の星だったホリエモン

■学生のうちに社会知ろう(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/tenmado/20060123ik03.htm
立教大学コオプ・コーディネーター、小島貴子さんのコラム。
「コオプ・コーディネーター」とは何か、という紹介。

私は、「コオプ・コーディネーター」という聞きなれない職を名乗っている。
 企業でのインターンシップ(就業体験)など、社会との「つながり」を意識したカリキュラムを開発し、学生に将来の人生や職業について考えてもらうための授業もする、日本で初めての職業だ。
 就職のテクニックを教える仕事ではない。企業、社会、学生、大学の連携が不可欠なこの仕事は、インターンシップの先進地アメリカで定着している。

■[働くって楽しい!?] <6>転職重ね天職発見(YOMIURI ONLINE)
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06012007.cfm
 「自分のやりたいことと会社がマッチするには時間がかかるから。気長にね」
まったくその通り。

■今後のIT人材の育成はどうあるべきか(PDF)(NRI 野村総合研究所)
http://www.nri.co.jp/opinion/it_solution/2006/pdf/IT20060102.pdf 
一応メモ。

■『就職四季報』ボロボロになるまで活用術:第3回「離職率をチェックしよう」
(就職四季報WEB)
http://job.toyokeizai.co.jp/boroboro/text03.html
こんなものまで載っているとは。就職四季報おそるべし。

■「女性に人気の仕事ベスト10!」掲載。(All About[話題の仕事に就く])
http://allabout.co.jp/career/popularjob/closeup/CU20060118A/index.htm?FM=life
カタカナ職業ばかりで上位を占めるのを見ると、相変わらずイメージ先行だなあと。