あの人とこんな話(asahi.com)

自分の生命力をわき立たせ社会の懐で鍛えられていこう。
桜美林大学キャリア開発センター部長小磯　進さんのインタビュー。教職を一旦経験し、民間に身を投じて、また学校に戻った異色のキャリアの持ち主。学校の世界でも、こういった現場の経験を持ったキャリアサポート担当者が今後ますます増えてほしいと思う。

企業が求める人材を研究して、自分をそれに合わせるべきだなどとは考えるな。受けのいい履歴書の書き方などというノウハウに固執するな。その前にもっと自分自身の中に眠っているプリミティブな体験や感情をゆり起こしていこうと、小磯さんは強く主張する。
　「学校生活と社会というのは明らかに違います。社会は矛盾だらけ、企業も同じ（笑い）。理論や教義では立ち打ちできないことが山のようにある。だから学生が理論武装して出ていっても壁にぶつかることになってしまう。それを乗り越えていけるのは、自分が元から持っている力です」