富山 ジョブシャドウ:個人に密着、仕事を体感 NPO法人などが企画(Mainichi INTERACTIVE)

語学でネイティブのリーディングの後を追いかけるようにそのまま聞きながら口にして追いかけることを「シャドウイング」と言う。慣れるとかなりヒアリング力のつく手法なのだが、それを彷彿とさせる「ジョブシャドウ」というやり方を進めようとしているNPO団体があった。しかも都市部ではなく、富山というところに意義を感じる。

◇ジョブシャドウ
 就職を希望する学生や転職希望者が、数日間企業などに出向き、キーマンとなる人物に付き添い仕事を体感することで、特定の業種や職種で求められるスキルや知識を得たり就労意識を高めるプログラム。決められたカリキュラムを順番にこなすインターンシップと違い、作業ではなく個人の仕事ぶりを見ることで仕事の楽しさや苦しさを体得、より高いスキルを学び取ることができる。欧米で盛んに活用されている。また、インターンシップだと単なる無償のアルバイトのように扱う企業もあるといわれる一方で、この取り組みは受け入れる側の企業価値向上にもつながると期待されている。日本でもニートやリストラなど「仕事」に関する問題が深刻になる中、都市部で注目され始めている。