「青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム」10期生になった
自分の人生をふりかえると、だいたい5年ごとに新しいことをしている。キャリアカウンセラーへの転身、大学院進学、そして今回。特に5年ごとに決めてやってるわけではないのだけど、自分でもそのくらい間があくと「何か仕込まないと」「何か変えないと」と無意図的に動き出しているのかもしれない。
というわけで、4月から青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムの10期生として学び始めた。
このプログラムの目的は公式サイトにこのようにある。
専門性や複雑性が増していく社会の中で、縦割りが進みすぎて風通しが悪い組織、コミュニケーションがとりづらい個人が生まれてきています。
一方で、社会と自分の関わり方に関心を持たず、内向きで、依存的な「思考停止社会」が顕在化してきています。
これらの問題に立ち向かうため、私たちは、学校教育の知識獲得型の学習だけではなく、協働で意味を構成する学習(社会構成主義学習観)に基づいた教育の場面が、地域コミュニティやさまざまな組織などで展開されるべきだと考えました。
そのためには、「協働で意味を構成する学習の方法」としてワークショップを企画運営する人材の育成が必要であると考え、ワークショップデザイナー育成プログラムを立ち上げました。
そして、育成する「ワークショップデザイナー」をこのように定義している。
ワークショップデザイナーは、人と人とのコミュニケーションの場面を生み出していける専門家として、「共に」活動することを楽しめる資質を持ち、コミュニケーションを基盤とした知識や技能を活用する参加体験型活動プログラム(ワークショップ)の専門職です。
ワークショップデザイナー育成プログラムでは、ワークショップデザイナーの専門性を「コミュニケーションの場づくり」と位置づけ、ワークショップの企画・運営、コーディネート、講師ができるようになることを目指しています。
つまり一言で言えば、「コミュニケーションの場作りの専門家」。これをe-learningと対面教育120時間で学ぶ、かなり本格的な講座だ。
なぜこれを受けようと思ったかというと、自分がやってることが自己流「ワークショップ」ではないかと前々から思っていたからだ。キャリアデザインの研修ということで、10年前から社内研修を企画して実施しているが、ではなぜ「ワークショップ」なのか、何をもって自分が「ワークショップ」をやっていると言えるのか、「ワークショップ」を成立させるために必要な要素はなんなのか、といったことを考え、知りたいと思った。
そしておそらく一番の引き金になったのは、以前もご紹介した西村佳哲さんの「かかわり方のまなび方」。ファシリテーターとしての「あり方」について様々なファシリテーターの先達と語り合い、考えていく。その中でワークショップの系譜などについても紹介されていて、こういうものを体系的に学ぶ機会があればぜひ参加してみたい、と思い、青山学院大学のこのプログラムを思い出した次第。
3月に願書を出し、4月に選考会に参加して、どうにか無事受講できることとなった。4月からe-learningが始まり、5月12日から集合講座もスタート。様々なバックグラウンドの人達が集まって、7月まで濃密な時間を過ごすことになりそうだ。
どんなことをやっているか、記録も兼ねてまた適宜書いていきたいと思っている。
- 作者: 西村佳哲
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- 発売日: 2011/02/12
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